老後について思うこと

2021年03月08日

ひと月20万円の生活費では絶対無理。

節約ブログを拝見していると独り暮らしになれば住居費がなければ、15万円ぐらいの生活費で、十分暮らせるとの情報を提供されていてそうかなぁ、と思ってきました。

年金生活の方(住居費はなし)は20万円ぐらいでやりくりされているご家庭も多いようですが、どうやったら暮らせるのかと思ってしまいます。

わが家も旦那は今年は68歳になり、どっぷり年金生活ですが、コロナで旅行に行けなくなって、かなり支出が減りましたが、

食費      10.0万
光熱水費     1.5万
車関係費     3.5万
ペット関連費   0.5万
理美容費     2.5万
フィットネス費 13.0万
サプリメント費   6.0万
雑費        8.0万
ーーーーーーーーーーーー
合計      45.0万

は掛かります。

以前は平均60万/月でしたが、コロナの関係で年間の旅行費(1回海外、2か国内で120~150万ぐらい予定)の分は10万円以上減っています。

あと削るとすれば、旦那が後期高齢者になったら車は手放すので、それが減るぐらいですが、コロナも落ち着き、また旅行に行くと思いますので、やっぱり50万/月はないと・・・、と思います。

実家も高齢の夫婦2人で食費だけでひと月8万円使っていますので、食費を減らすことは考えられないです。

フィットネスとサプリメントは健康関連費ですが、その分、医療費は歯の定期検診ぐらいで、ほとんど掛かりません。
とすると、減らすつもりはないですし。。。

もともと買い物依存症で、借金までしたぐらいですので、無駄遣いしていないので、まっ、いっか、と思います。





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2020年10月31日

idecoと企業内個人年金。

個人年金として、4つ加入していますが、それ以外に、idecoにも加入しています。
また、企業内個人年金にも加入しています。

これらの個人年金を活用して、公的年金は70歳まで繰下げれば1.42倍、75歳まで繰下げれば1.84倍になるので、早期退職して年金が減る分は繰下げての支給開始にして、増やすつもりです。

もらい損ねて死んでしまっても良いと思っています。
それよりも、75歳以降、完全リタイアしたときに十分に毎月お金が入ることの方が私には精神的安定につながります。

今まで、お金を気にしない生活をしてきました。
社畜としてのバリキャリ人生、リスクをとっての株式投資と不動産投資、しかし、これらの体力も判断力も間違いなく、だんだんと落ちいきます。

たとえ、認知症になっても施設から追い出されるようなことにならないよう、毎月十分なお金が振り込まれる仕組みにしたいのです。
いつまでも若いと思わず、老いを受け入れ、それを自覚した老後の計画を真剣に考えています。


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2020年10月29日

4つめの年金型保険に加入。

25歳で日本生命の年金型保険に加入し、60歳になる2028年8月で払い込みを終え、2029年1月から毎月6万円ほどが、10年間、支給されます。
早いものだな、と思います。

そのとき、終身保険にも加入したのですが、そちらも年金形式での受け取りも可能なので年金形式で受け取るつもりです。

そして、日生の年金型保険に加入したときは年金の支給開始年齢は60歳でしたが、その後65歳になったため、47歳の時にジブラルタ生命のドル建ての年金型保険に加入しました。
バブル崩壊後の日本経済を考えたとき、円安傾向になると思い、ドル建てにしました。
こちらは65歳払い込み満了で、その後すぐに支給が開始され、支給期間は5年から20年間を選べます。
10年ですと、1100米ドル/月、15年では770米ドル/月、20年では600米ドル/月です。

さらに、今回、介護保険付きの年金型保険に加入しました。
こちらは、年払いを10年間で、62歳からの支給が可能です。
もちろん寝かしていれば、支給額は増えますので、開始時期は他の年金型保険との兼ね合いで決めるつもりです。

4年後のセミリタイアに向け、着実に準備を進めています。


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2020年10月28日

「ないかもしれない70代」(2019/10/28のブログ再掲)

私は、以前の同時期、どんなことを考えていたのかを知りたくて、自分のブログを読み返します。
その中で、再掲して自分の肝に銘じたいブログがありました。
以下です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
幻冬舎の記事で、青山学院大大学院教授の榊原正幸先生の「人生100年時代の資産形成に役立つ、堅実で科学的な株式投資術」の解説がありました。

先生は、「50代のうちに老後対策を完成しておくべき」と提案しています。
「60歳からは、誰がなんと言おうと『老後』であり、健康な時間は男性で11年、女性で14年しか残っていないのです」との事です。

私もそう思います。
そして、また、

50代になると「老後」というものがはっきりと見えてきます。
そして、50代が「老後対策の完成期」なのです。
40代半ばから始めたとして、60歳までの15年間が「老後対策」の準備期間です。

最近、「60歳なんてまだまだ若いですよ」とか「人生100年時代」とかいう言葉を耳にしますが、それらは嘘だと思っておいたほうがいいでしょう。
「60歳は、やはり年寄り」ですし、「人生100年は、あるかどうかはまったくわからない」と思っておくべきです。

との事です。
ふむふむと思いました。
さらに、

「目指すべき最高のゴール」についても言及してみます。
もちろんこれは、余裕のある方の目標ですし、若い頃から目指していないと達成不可能な高いハードルです。
「目指すべき最高のゴール」は「所有資産が2億円と築20年以内でローンのない自宅」です。
これだけあると、当初は「年間1,200万円+年金」が老後の生活費になります。
年間1,200万円の内訳は次のようなものです。

所有資産の2億円が生み出す資産所得(株の配当と不動産の家賃)を手取りで年率3.5%とします。
つまり、税込みで4.375%の配当利回りの株式を保有しておき、少なくとも表面利回りで10%程度の不動産を所有しておくのが目標です。
「表面利回りで10%程度の不動産」というのは、諸経費や税金を差し引くと手取りで3.5%くらいになります。
株式と不動産の比率は各人の選好によりますが、概ね1億円ずつとするのが無難でしょう。


このような資産所得によって1年間に手取りで700万円が得られます。
そして、2億円の元本から毎年500万円を引き出します。
これで、最初の年は年間1,200万円が老後の生活費になります。


元本が毎年500万円ずつ減るので、60歳の時点では1年間に1,200万円ですが、その後は毎年17万5,000円ずつ生活費に使える金額が減ります。
64歳の時点では1年間に1,130万円に減額しますが、65歳からは年金が支給されるのでその分だけ増額します。
年金の額を手取りで毎月25万円とすると、年額で300万円ですから、65歳の時点で老後の生活費は1年間で1,430万円になります。
充分すぎるほど充分ですね。
その後、毎年17万5,000円ずつ生活費は減りますが、75歳で1,255万円、85歳で1,080万円ですから、やはり充分な額だといえますね。元本は100歳までもつ計算です。


私の計画に近くて、ほっとしました。
そして、

やはり、「しっかり稼いで、しっかり貯められる時期」というのは60歳か、せいぜい65歳までだからです。

60歳になったら、もう老後ですから、老後の不安や老後対策のことなど忘れて、それまでに蓄えた財産と人生経験に基づいて、自分なりに楽しく生きていけばいいと思うのです。

もちろん、働き続けるのもとてもいいことだと思います。
どのような働き方をするにせよ(働かずに楽隠居を決め込むにせよ)、60歳を過ぎたら残された人生を愛おしむように、好きなことだけやって生きていくのが悔いのない人生につながると思います。

そして70代になれば、それはもう、まさに「老後の本番」です。
縁起の悪い話のようですが、冷静に考えると、そもそも70代は「ない」かもしれないのです。
ですから、70代は「あったら儲けもの」と思っておられるのがいいでしょう。

との事。
全くその通りで、納得です。
そして極め付けは、

しかし考えてみると、「ないかもしれない70代」という老後の本番に備えて40代後半から本格的に老後対策をするわけですから、もし本当に70代がなかったとしたら(60代までで自分が死んでしまったとしたら)、老後対策というもの自体が徒労に終わってしまうわけです。

にもかかわらず、老後対策をしておくということはどういうことなのでしょうか。
それはまさに、「保険をかけておく」ということなのです。


「定年退職後も長く生きてしまったら、生活費はどうしたらいいのか? 年金収入だけでは、やっていけなくなったらどうするのか?」

こういった不安、すなわちこれが「長生きのリスク」なのですが、それに対して保険をかけておくということが老後対策の本質です。
そして、70代まで生きても、80代かそれ以降まで生きたとしても、人生の終盤が決して惨めなものにならないようにするための対策なのです。


「終わりよければすべてよし」という言葉がありますが、人生もこれに似たところがあり、たとえ現役世代にブイブイいわせていたとしても、老後になって破綻寸前の惨めな人生になってしまったら、やはりその人生全体が残念なものとして終わってしまいます。
それを避けるという、本能的な自己防衛が老後対策の原点です。しっかり備えておいて、老後も優雅に過ごしたいものです。


全く、その通りだと思っています。
今、私が計画している60歳以降の生き方に自信を持って、今を頑張ろうと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1年たって、さらにコロナを経験し、

60歳になったら、もう老後ですから、老後の不安や老後対策のことなど忘れて、それまでに蓄えた財産と人生経験に基づいて、自分なりに楽しく生きていけばいいと思うのです。

という記述が深く胸に刺さりました。
早期退職の予定まであと4年ほどですが、この間にしっかりと対策を充実させたいと思います。


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2020年10月08日

私の暮らしの最終形。

老人ホームを考えていましたが、ワンルームで、AIに見守られながら、お手伝いさんに毎日来てもらう暮らしの方が、リスクが少ないかも・・・と思い始めています。

私が後期高齢者になるまであと四半世紀ほどありますので、色々な暮らしの最終形を考えながら、満足できる最後を迎えたいです。


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2020年09月22日

「日本経済予言の書」鈴木貴博著を読んで。

鈴木氏の著書は、
『「AI失業」前夜ーこれから5年、職場で起きること』
『格差と階級の未来』
『仕事消滅』
を読んでいます。

データ分析のプロとしていずれも示唆に富む内容でした。
中でも『格差と階級の未来』はわが家の今後の老後の計画を立てる上で大変役に立っています。

そして、7月に出版されたばかりのこちらの本も読みました。
AIによっての激変に加え、コロナでかなり世界が変わるとは思っていましたが、日本に果たして未来はあるのか?と思ってしまいました。

鈴木氏が本書の最後で、

 これからの10年についての予測を読んだうえで読者が個人としてできることは自衛です。具体的には日本が壊れる西暦2030年までに私たちは自分で自分を守るセーフティーネットを用意することが必要になるはずです。
 金融庁の有識者会議がうっかり「老後には2000万円が必要だ」というレポートとあげて、その受け取りを金融担当大臣に拒否されるという出来事がありました。あれは、政府にとっては不都合でも、日本の未来の現実です。
 これからやってくる2020年代は多くの日本人にとって厳しいものになる。その変化は徐々にやってきます。逆に言えば備える時間はあるとことも事実です。
 そのようなゆっくりとした衰退の中で、どうすれば10年間である程度の老後の蓄えを確保できるのか、今ほど真剣に考えなければいけないタイミングはないのだと考えるべきなのです。

とまとめています。

財政が悪化している中でも、低負担高福祉を求めたのは国民で、その結果財政破綻を起こしました。
そして、そのような政策を求めるのは貧困層です。
自助努力もせず、富裕層が税金を負担せよとは、何と自分勝手かと思うのです。

また、新自由主義を批判する人々は竹中平蔵氏を目の敵にする傾向がありますが、私はとても正直な人ではないかと思うのです。
竹中氏は、以前、日本全体を豊かにするのは無理だ、とも述べていました。

なぜなら、もうどうしたって日本だけでなく、格差の拡大は止められない、からです。
非正規雇用が増えるのは企業の利益を最大化するだけが要因ではなく、AIに代替可能な能力しか持ち得ない人は非正規雇用にならざるを得ないからです。

高度成長期の一時期を除いて、庶民は死ぬまで働くしかない人生でした。
歴史の一般則に戻るだけではないかと思っています。

ただ、戦争と高度成長期で人生の逆転が可能であり、IT化で資本金が少なくても起業できる環境が整っているのです。
そして、わずかな金額から株式投資もできる時代です。

知恵(能力)と度胸(行動力)と体力(継続的な努力)のあるなしが、今まで以上に人生の明暗を分ける時代だと思います。






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2020年09月18日

ヘルパーさんがいない。

母のケアマネさんとの面談で、ヘルパーさんがいない、という話になりました。
施設の職員の方はなんとかなっているようです。

わが家は、デイサービスとショートステイ、訪問看護ですので、ヘルパーさんはお願いしていませんので、実態を知りませんでした。

ヘルパーさんの不足の原因はヘルパーさんの高齢化だそうです。
あと5年もつかどうか・・・、とおっしゃってました。

私も職場の同僚がヘルパーさんを家政婦さんのように思っていることを腹立たしく思っていたので、そりゃぁ、不足するでしょう、と思いました。
「安くて色々してくれてるから、お得よ」と勧める様子が本当に浅ましかったです。

私はヘルパーさんをお願いするぐらいなら、ダスキンのメリーメイドさんをお願いしようと思っています。
やっぱり第三者に家に入られることに抵抗があります。
そして、もし入ってもらうならば、「プロ」にお願いするつもりです。

介護の人材不足からも、やっぱり老後はお金、って思います。


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2020年09月01日

今月でブログを開始6年目に突入。

今月で、ブログも6年目に突入します。
最近は毎日更新していませんが、細々とでも続けて行ければと思っています。

数年前の今日、何をしていたんだろう?
何を思っていたんだろう?
と、見直せるのは面白いです。

母が認知症になり、老後を不安に思ったことから始めたブログですが、本当に自分が変わったな、と思っています。
ブログ効果ってすごい!!と思っています。

アフェリエイトとは無縁のマイペースなブログですが、このブログを目にとめて下さる方がいることにも感謝です。


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2020年08月14日

老後に広いおうちが必要ですか?

私自身が役職定年となり、再雇用で働いている同僚と定年後の話をよくするようになりましたよ

その同僚は、ダブルインカムで奥様がもうすぐ定年を迎えるそうで、住宅ローンも完済し、子供さんへの仕送りもあと1年となったそうです。
奥様は、子供さんの仕送りが終わったら早期退職する予定のようです。

その同僚も元々は役職につき、バリバリで働いてきた方ですが、今は「好かれる再雇用おじさん」をめざし、本当に偉そうな態度もなく、出過ぎることはありませんが、いざという時にはバッチリ仕事ができる頼れる再雇用おじさんです。

その方曰く、奥様が定年後に、車が必要な郊外の一戸建てから駅近のマンションへの住み替えを希望しているそうです。
そこで、自宅を売却して住み替えができるかどうかを査定してもらったところ、購入時の3分の1の価格で、とてもじゃないけれど住み替えはできそうにない、との結論に至ったそうです。

ローンは終わっているので、自宅を売却したお金と預貯金を合わせれば、購入できないことはないけれど、貯金を使い果たすわけにはいかんしなぁ、とおっしゃってました。
将来のことを感が選れば、その通りです。

私は心の中で、あと10年早く決断していたら、住み替えできたのに・・・と思いました。

しかし話を聞くと、現在5LDKのお住まいでリビングだけで20畳ほどあるそうです。
ですから、住み替えのマンションも広いお住まいを希望のようでしたので、そこでわが家のことを話し、無理のない範囲で、狭いマンションならどうですか?と尋ねてみました。

奥様はそれでも良いそうなのですが、再雇用おじさんは狭い住まいは絶対嫌なんだそうです。
それでは無理ですよね。

無理なく購入できて、利便性を一番に考えたわが家は壁芯で65㎡、実家は壁芯で54㎡という狭いマンションですが、電気代はかからないし、モノを減らせば、快適に暮らせるのにな・・・と思いました。



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2020年08月02日

「色々な投資」

今月で52歳となったので、テーマ下のコメントを新しくしました。

早期退職へ向け「色々な投資」を頑張っています。

としましたが、色々な投資とは・・・

1.株式投資
2.不動産投資
3.美肌への投資
4.身体への投資
5.セカンドキャリアへの投資

の5つです。

始めた順にまとめましたが、最近は「4」と「5」の投資が中心です。



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2020年04月28日

コロナ後。

コロナ後の社会がどうなるのか全く予想もつきません。

ジタバタしたところでどうなるわけでもなく、今のところ我が家は、在宅時間が長くなり、居心地よく過ごしています。 

老後をこんな感じで過ごせるといいなぁ、という時間の流れです。 


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2020年02月26日

資産は人を自由にする。

今月末で定年退職される同僚がいます。
退職後は再雇用ではなく、インセンティブが期待できる企業へ再就職されます。

はっきり言って仕事ができる切れ者ではありません。
ご家庭の事情は存じ上げていましたが、残ったとしても、再雇用だろうと思っていました。

しかし、結婚したときの勢いで一流ハウスメーカーで家を建て、ローンを抱えており、子供さんが幼稚園と小学校の低学年で、奥様は専業主婦ということでやむを得ずといった感じでしょうか。

その方、独身時代が長く、趣味は競馬。
現在もお好きなようです。

競馬なんかにお金を突っ込まず、資産運用していれば、定年に際し違った結果になったろうにと思います。

「資産は人を自由にする」と私は思っています。



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2020年02月12日

『未来の年表』(河合雅司著)を再読

2017年6月に講談社新書として発行された本です。

読み返してみました。
Kindleで購入しましたので、iPadでの再読です。

刊行後、3年近くなりますが、かなり現実化しています。
人口をもとにしたレポートなので当り前です。

2020年は女性の2人に1人が50歳以上になるのです。
2021年は介護離職が大量発生となっています。
2030年は百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える、となっています。

すでに、百貨店は閉店ラッシュです。
銀行も統廃合が進んでいます。

旦那が100歳になる2053年は、人口が9949万人と1億人を割り込むようです。
私が100歳になる2068年までは書いてある内容が現実化すると思って、人生戦略を立てようと思いました。

ちなみに2065年には、2.5人に1人が高齢者みたいです。



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2019年10月28日

老後対策は長生きリスクの保険。

幻冬舎の記事で、青山学院大大学院教授の榊原正幸先生の「人生100年時代の資産形成に役立つ、堅実で科学的な株式投資術」の解説がありました。

先生は、「50代のうちに老後対策を完成しておくべき」と提案しています。
「60歳からは、誰がなんと言おうと『老後』であり、健康な時間は男性で11年、女性で14年しか残っていないのです」との事です。

私もそう思います。
そして、また、

50代になると「老後」というものがはっきりと見えてきます。
そして、50代が「老後対策の完成期」なのです。
40代半ばから始めたとして、60歳までの15年間が「老後対策」の準備期間です。

最近、「60歳なんてまだまだ若いですよ」とか「人生100年時代」とかいう言葉を耳にしますが、それらは嘘だと思っておいたほうがいいでしょう。
「60歳は、やはり年寄り」ですし、「人生100年は、あるかどうかはまったくわからない」と思っておくべきです。

との事です。
ふむふむと思いました。
さらに、

「目指すべき最高のゴール」についても言及してみます。
もちろんこれは、余裕のある方の目標ですし、若い頃から目指していないと達成不可能な高いハードルです。
「目指すべき最高のゴール」は「所有資産が2億円と築20年以内でローンのない自宅」です。
これだけあると、当初は「年間1,200万円+年金」が老後の生活費になります。
年間1,200万円の内訳は次のようなものです。

所有資産の2億円が生み出す資産所得(株の配当と不動産の家賃)を手取りで年率3.5%とします。
つまり、税込みで4.375%の配当利回りの株式を保有しておき、少なくとも表面利回りで10%程度の不動産を所有しておくのが目標です。
「表面利回りで10%程度の不動産」というのは、諸経費や税金を差し引くと手取りで3.5%くらいになります。
株式と不動産の比率は各人の選好によりますが、概ね1億円ずつとするのが無難でしょう。


このような資産所得によって1年間に手取りで700万円が得られます。
そして、2億円の元本から毎年500万円を引き出します。
これで、最初の年は年間1,200万円が老後の生活費になります。


元本が毎年500万円ずつ減るので、60歳の時点では1年間に1,200万円ですが、その後は毎年17万5,000円ずつ生活費に使える金額が減ります。
64歳の時点では1年間に1,130万円に減額しますが、65歳からは年金が支給されるのでその分だけ増額します。
年金の額を手取りで毎月25万円とすると、年額で300万円ですから、65歳の時点で老後の生活費は1年間で1,430万円になります。
充分すぎるほど充分ですね。
その後、毎年17万5,000円ずつ生活費は減りますが、75歳で1,255万円、85歳で1,080万円ですから、やはり充分な額だといえますね。元本は100歳までもつ計算です。


私の計画に近くて、ほっとしました。
そして、

やはり、「しっかり稼いで、しっかり貯められる時期」というのは60歳か、せいぜい65歳までだからです。

60歳になったら、もう老後ですから、老後の不安や老後対策のことなど忘れて、それまでに蓄えた財産と人生経験に基づいて、自分なりに楽しく生きていけばいいと思うのです。

もちろん、働き続けるのもとてもいいことだと思います。
どのような働き方をするにせよ(働かずに楽隠居を決め込むにせよ)、60歳を過ぎたら残された人生を愛おしむように、好きなことだけやって生きていくのが悔いのない人生につながると思います。

そして70代になれば、それはもう、まさに「老後の本番」です。
縁起の悪い話のようですが、冷静に考えると、そもそも70代は「ない」かもしれないのです。
ですから、70代は「あったら儲けもの」と思っておられるのがいいでしょう。

との事。
全くその通りで、納得です。
そして極め付けは、

しかし考えてみると、「ないかもしれない70代」という老後の本番に備えて40代後半から本格的に老後対策をするわけですから、もし本当に70代がなかったとしたら(60代までで自分が死んでしまったとしたら)、老後対策というもの自体が徒労に終わってしまうわけです。

にもかかわらず、老後対策をしておくということはどういうことなのでしょうか。
それはまさに、「保険をかけておく」ということなのです。


「定年退職後も長く生きてしまったら、生活費はどうしたらいいのか? 年金収入だけでは、やっていけなくなったらどうするのか?」

こういった不安、すなわちこれが「長生きのリスク」なのですが、それに対して保険をかけておくということが老後対策の本質です。
そして、70代まで生きても、80代かそれ以降まで生きたとしても、人生の終盤が決して惨めなものにならないようにするための対策なのです。


「終わりよければすべてよし」という言葉がありますが、人生もこれに似たところがあり、たとえ現役世代にブイブイいわせていたとしても、老後になって破綻寸前の惨めな人生になってしまったら、やはりその人生全体が残念なものとして終わってしまいます。
それを避けるという、本能的な自己防衛が老後対策の原点です。しっかり備えておいて、老後も優雅に過ごしたいものです。


全く、その通りだと思っています。
今、私が計画している60歳以降の生き方に自信を持って、今を頑張ろうと思います。






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2019年10月21日

団塊の世代の老害=2025年問題

団塊の世代(1947-49生まれ)全員が、2025年に後期高齢者となります。
すでに、ほとんどが70歳代に入っています。

両親を見ていて思うのは、やはり70歳を超えると歳を取ったな…と言う印象です。
心身共に60代の若さを保っている方もたくさんいますが、やはり老害を感じる方の方が多いです。
思考に柔軟性がなくなるんでしょう。
さらに後期高齢者になると体力面でも、意識を高く持っていないと厳しい感じがします。 

昨日、マンションの通常総会で思いっきり老害を感じたので、いっそのこと早く退場してくれよ、と思います。 


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2019年07月08日

老後2000万円。

老後2000万円の話題が未だ続いています。
でも、私からすると、何でみんな、老後のことを考えへんの?と思います。

わが家は現在、老後も年収1000万円生活を続けるために、それはそれは勉強しています。
日本経済、世界経済、税制、IT革命等々、様々なジャンルの情報を理解しようとしています。

私自身は、母の介護がきっかけで、本気で浪費をやめようと決心しましたが、大学時代から投資信託を始めたり、バブル崩壊後からの株式投資、個人年金の積み立て、29歳でのマンション購入など、自分の老後は自分で守る、と思っていました。

やはり、多くの人は脳天気すぎるのではないかと思います。


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2019年05月05日

死屍累々が目に浮かぶ。

令和時代は、平成時代以上に格差社会になることは間違いないと思っています。
ジャーナリストがどう批判しようが、歴史の流れは止められないと思います。

有史以来、庶民が最も豊かに暮らせた時代が昭和の高度経済成長期からバブル崩壊までであり、そういった時代がイレギュラーなんだと認識することの方が大事だと思います。

高度経済成長期からバブル崩壊までの豊かな時代以外は、庶民は死ぬまで必死で働かなければ食っていけなかったわけで、それが普通だと認識することが大事だと思うのです。

そしてこれからさらに広がるであろう格差社会の中では、自分の知惠と才覚で頑張って生き残るしか無いと思っています。

現在は中間階級である庶民も、ぼーっと生きていたら、転落し、死ぬまで必死で働くしかないのに・・・と、思います。
私は、それが恐怖で今、必死になっているのですが、職場でも周りを見ていると、ぼーっと生きている人たちがなんと多いことか。
私には、遠くない未来の彼ら・彼女らの死屍累々としたした姿が目に浮かびます。



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2019年05月04日

人的資本・金融資本・時間資本

人的資本と金融資本という言葉を鈴木貴博さんの著書『仕事消滅』、『AI失業前夜』、『格差と階級の未来』で知り、心にすとんと落ちました。

そして、それに加え、時間資本を大事にすることも何よりだと思います。

老後も新中間階級(『新・日本の階級社会』(橋本健二)より)に留まるために私が頑張ろうと思うのは、

*人的資本
①ピラティスとヨガで健康を維持する。
②現在の仕事における専門性をさらに磨く。
③今年はマン管と管理業に合格する。
④来年からは、司法書士2021年合格をめざす。
⑤簿記3級を取得する。

*金融資本
①所有物件の収支をしっかりと把握する。
②株の運用をさらに磨く。

*時間資本
①働き方改革を実践する。
②所有物を最小限にし、モノを選択するための時間を節約する。
③時間を有効利用し、睡眠時間を確保する。

以上です。



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2019年03月14日

やっぱり年金は大事。

職場に一般職でシングルマザーの方がいます。
とても真面目に仕事をされる方です。

ただ、離婚のせいか、もともとの性格なのか、はたまた更年期障害なのか、たまに感情のコントロールがうまく出来ないときがあります。

その方は、お母様と、娘さんの3人暮らしだったのですが、娘さんが就職で遠方に行かれ、お母様とお2人になりました。
そのお母様の認知症が進み、昼夜逆転、夜の徘徊が始まったそうです。

私も、実母と義母のW介護だったとき、何度がお互い大変だよね・・・、と話をしたことがあります。
最近、ものすごく疲れておられます。
当然だと思います。

私が、義母も実母もフルでデイサービスとショートステイを活用していることを話し、お勧めしたのですが、「母は、ほとんど年金が無いので、たくさんの介護サービスを受けることは難しい」とのことだったのです。

母のケアマネさんから、ショートステイでも大部屋を希望する方はなかなか難しいのですが、うちのように個室の場合は、比較的スムーズに取れます、といわれ、その際、すこし負担が多くなります、と言われました。

要介護2でフルにサービスを利用した場合の負担額は7~8万円/月です。
託老料と考えれば、安いと思っていたのですが、やはりそうでは無い方も多いことを実感しました。

その方曰く、要介護3のレベルなんだけど、要介護3になると介護料が上がるので要介護2のままでいいと言っているそうです。

認知症の場合、要介護2から特養に入居できますし、要介護3であれば、しばらく待てば特養に入れるやん、と思ったのですが、月々の負担額は15万円前後かかります。
とてもじゃないけれど、無理なようです。

仕事を辞めるわけにもいかず、娘さんは遠くに就職し、大丈夫?と思っています。
会社の制度として、介護休暇の制度もありますが、無給ですしね。

その方を気の毒だとは思うのですが、お母様がきちんと年金を払っていなかったことが原因ですよね。
年金が満額あれば、約7万円はあります。
デイサービスをフル活用すれば、どうにかこうにか、なったのではないかと思いますし、時間かせぎが出来たと思うのです。

やっぱり年金て、大事だなぁ、と思います。



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2018年09月24日

年金の繰下げ可能年齢は75歳までに延長して欲しい。

現在は年金を70歳まで繰り下げると支給額が42%増えるそうです。
もし、この割合で75歳まで繰り下げて支給すれば、

12か月×10年×0.7%(1か月あたりの割り増し)=84%

となります。
1年で8.4%増えるのです。
今時、これだけの金利が付くような元本保証の金融商品はありません。

実際には繰り上げる方の方が多いようですが、特に女性は繰り下げるべきだと思います。
長生きのリスクに備えることが何よりの安心感につながると思うからです。

そのためには、75歳までは、旦那の年金と私の個人年金、不動産収入、株式の配当、そして75歳まで自分のペースで働ける気力と体力が大事たと思います。

50歳となり、いよいよ今の仕事を退職するまであと10年です。
今を楽しみつつ、時代の変化にを敏感に感じ取りながら、豊かな老後を迎えられるよう、着々と準備を進めていきたいです。


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